医療事務の仕事と特徴
【医療事務とは】
医療事務の仕事内容とは医療保険の支払機関に提出するレセプト(診療報酬明細書)の作成と窓口受付、助手業務などであり、幅広い分野でリニックや病院の経営をサポートする専門家という位置づけです。
といわれても、なかなか想像しにくいですよね(^_^;;。
なので、私がいつもどのような仕事をしているのか書いてみますね。
◆窓口業務
医療事務は患者さんと医師の間に入り、必要な情報の伝達や書類の作成を行うのですが、その一番最初の段階がこの「窓口業務」です。
主に、「患者さんに診療申込書を書いて頂くこと」、「保険証などの重要書類をきちんと取り扱うこと」が大切です。
しかし、実はその他にもいろいろあるんです。結構、こっちの方が大変かも・・・。受付窓口は患者さんからのあらゆる要望が集中するところです。診察曜日・時間の案内から始まり、診察券の紛失・保険証の忘れ・薬のみ希望する患者さんへの対応、そして待合室が暑い・寒いなど・・・・。
中には、すごくぶっきらぼうな人とか些細なことにも怒り出す人もいます。内心「ひえ〜、こわい〜」と思いつつも、毅然とした態度(のつもり(^_^))で冷静に対処しなくてはならなかったり・・・。
忙しくなると、ついつい形式的になりがちですが、極力優しく、暖かみのある応対を心掛けています。
◆カルテ管理業務
診療申し込みのあった患者さんのうち、再診(さいしん)の方のカルテは棚から探してきて用意します。初診(しょしん)の場合は、カルテの頭書きに患者さんの個人情報や保険証の情報を書き写します。電子カルテを採用している医療機関であれば、入力することになります。
この際、保険証の情報を写し間違えると、レセプト(診療報酬明細書)が必ず返戻されてしまいますので、ここでの作業はとても重要です。
このような日々の管理以外に、月末にはしばらく来院のない患者さんのカルテをチェックする、という作業を行っています。よく使う棚には、最近来院している患者さんだけを置いておけるようにするためです。こうしておくと、カルテの検索がとてもしやすくなります。
◆レセプトコンピューター(レセコン)への入力業務
診察が終わった患者さんのカルテを見ながら、その情報をレセコンに入力します。もちろん間違えは許されないので、慎重に行います。患者さんごとに毎回入力する情報が蓄積され、月末の集計処理後にレセプトとして印刷されます。
私のクリニックでは、レセコンに入力する際に「入力者が内容の整合性をチェックする」という役割が与えられています。
医師が書いたカルテを見て、「診断名ー検査ー処方内容」の組合せに誤りがないかどうかをチェックします。一番多いのが、「検査ー処方内容」に必要な「診断名」が書かれていない、というものです。その際には、カルテを医師へ戻し、必要な病名を加えてもらいます。
この役割は、できるようになるまでに結構時間がかかりました。というのも、診断名・検査内容・処方内容を全て理解してからでないと、どこにミスがあるのかが分からないからです。
おかしい点を医師に指摘すると、「おお〜、そうだった、そうだった。助かったよ」といって喜んでもらえます(笑)。
◆会計業務
レセコンから印刷される領収書を見て、患者さんに伝え、お金をいただきます。お金のやりとりですから、ここでも間違いがあったら大変なのでじっくり行います。
私のクリニックは院内処方(いんないしょほう:院内で薬を用意し、お会計の際に薬も手渡す方法)なので、会計前に処方内容通りに薬が用意されているかどうかのチェックも行います。
薬剤情報提供書という患者さんに渡す「薬の説明書」を見ながら院内で調剤するのが、いわゆる院内処方です。調剤の際に、品や数に誤りがないかどうか、会計前にチェックするという訳です。
◆その他
そうじやゴミ出し、備品の買い出しなど。あと、みんなで食べるケーキの買い出しなど(笑)。
私の仕事としてはこんな感じなのですが、いかがでしょうか?
医療事務として働いたことのない方にとって、少しでも具体的に想像できる材料となれば幸いです。
【医療事務という仕事を選ぶメリット】
医療事務技能は全国共通なので、一度身につけてしまえば、結婚などで退職した後、再就職する際にも有利です。
拘束時間も短いため、病院の職員として働く以外にも、パートやアルバイト,派遣などとしても働けるため、医療事務 という仕事はライフスタイルに合わせて幅広く活かすことができます。
医療業界は基本的に景気に左右されませんので、今後どのような時代となっても医療事務の場合は安定した職場環境が得られる可能性が高いです。また、地域医療機関の医療事務募集要項を見ても、比較的年齢の上限が高いのも特徴です(例えば、「募集年齢 55歳まで」など)。
ですから、年齢など気にせず、自分の可能性について真剣に考えている方にとって、医療事務は向いている資格といえます。
【医療事務の資格制度(種類と内容)】
(財)日本医療保険事務協会が行っている「診療報酬請求事務能力認定試験」とは厚生労働省が唯一認定した試験です(年2回)。その他は民間団体が主催している医療事務の「検定試験」となります。
医療機関の診療科目は下記のごとく膨大な数に上りますが、医療事務の資格および仕事内容は基本的に各科共通です。
内科 / 呼吸器・感染症内科 / 循環器科 / 消化器・肝臓内科 / 腎臓・高血圧内科 / 代謝・内分泌内科 / 神経内科 / 血液・腫瘍内科 / リウマチ・膠原病・アレルギー内科 / 神経精神科 / 小児科 / 消化器・一般外科 / 心臓血管外科 / 呼吸器外科 / 小児外科 / 乳腺・内分泌外科 / 脳神経外科 / 整形外科 / 形成外科 / 皮膚科 / 泌尿器科 / 産科 / 婦人科 / 眼科 / 耳鼻咽喉科 / 放射線科 / 麻酔科 /